FIRE(ファイヤー)は、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、日本語に訳すと「経済的自立と早期リタイア」という意味です。
FIREには5つの種類があって、どのFIREを目指すかによって、投資方針が変わってくるので、それぞれの特徴を理解しつつ、実現可否を検討のうえ、目標とするFIREを決めましょう。
5種類のFIREを紹介したのちに、私ブラパドの目指すFIREと、なぜそれを目指すことにしたのかを紹介します。
ファットFIRE
仕事を完全にリタイアして、資産運用の利益だけで高水準な生活を送るスタイルのことをファットFIREと呼びます。ファットFIREは、資産運用で得られた不労所得で最低限の生活費だけではなく、贅沢のために使う資金もまかなえる状態です。必要な投資元本の額が多いことから、FIREのなかでは最も実現難易度が高いスタイルだといえます。
例えば、高水準な生活に年間2,000万円が必要だとすると、2,000万円を4%ルールの資産運用益で生むには5億円が必要です。
リーンFIRE
仕事を完全にリタイアして、資産運用の利益だけで質素な生活を送るスタイルのことをリーンFIREと呼びます。一般的にFIREといえば、リーンFIREのことを指す場合が多いです。
リーンFIREはファットFIREほどリタイア後の生活費に余裕がないため、リタイア後は限られた資産でやりくりする必要があります。しかし、リーンFIREは必要な投資元本が少なくて済む分、早期に実現できる可能性が高いことがメリットです。
例えば、質素な生活に年間200万円(月16.6万円)が必要だとすると、200万円を4%ルールの運用益で生むには5,000万円が必要です。
サイドFIRE
資産運用をメインの収入源にしつつ、副業で足りない部分を補うスタイルをサイドFIREと呼びます。仕事を完全にリタイアしないので、ファットFIRE・リーンFIREより実現ハードルが低く、早期に達成できるスタイルのFIREだといえるでしょう。
例えば、生活費が年間200万円(月16.6万円)必要だとして、月5万円(年60万円)を副業で得るとすると、140万円の資産運用益が必要です。140万円を4%ルールの資産運用益で生むには3,500万円が必要です。
バリスタFIRE
資産運用をメインの収入源にしつつ、パートやアルバイトで収入を補うスタイルのことをバリスタFIREと呼びます。サイドFIREと似ていますが、バリスタFIREはサイドFIREよりも仕事に重きを置いており、労働者として働く点に違いがあります。
例えば、生活費が年間200万円(月16.6万円)必要だとして、月10万円を副業で得るとすると、80万円の資産運用益が必要です。80万円を4%ルールの運用益で生むには2,000万円が必要です。
これって、新NISAにフルチャージ(1,800万円)と少し、で達成できますね。
コーストFIRE
資産運用だけで生活できるものの、趣味の一環として仕事に従事するスタイルのことをコーストFIREと呼びます。コーストFIREは好きな仕事をしながら、社会との関わりを持ち続けたい方におすすめのスタイルです。
もし仕事を辞めてしまっても資産運用で得た利益で生活できるため、給料に固執することなく、自分の好きな仕事に集中して取り組めるのが、コーストFIREのメリットです。
仕事を続ける前提なので、RE(早期退職)にはあたらないので厳密にはFIREとは言えないとも言えます。
で、ブラパドはどうするの?
そこまで物欲が大きくない私は、「好きに使っていいよ」ってぽんと300万円を渡されても、北海道に行って美味しいお寿司を食べるとか、沖縄に行ってシーカヤックに乗るとか、それぐらいしか思いつきません。
今はバケットリスト(生きている間にやりたいと思っていることを、全部書き出すリスト)を書き出している最中です。
また、高級時計や高級車が欲しいとか一切思わないんですよね。安くても要らないのは、ミニマリストな一面があるのかもしれません。
私は、美味しい食事と心地よい体験、ストレスフリーな環境と健康にお金を費やしたいです。
私はWebサイトを作ったり、インターネットで記事を書いたりすることが好きなので、制作活動に時間を費やしつつ、FIREできたらいいなと思います。
ということで、私はコーストFIREを目指します。運用益だけでなんとか生活できる程度の資産はありますが、あとは環境(仕事を辞める)を作ります。